2016年12月27日火曜日

大掃除

年に一度の大掃除でラボがピカピカになりました。

2016年12月26日月曜日

忘年会

今年の忘年会はセンターで行いました。
動物学会のときにいただいたおみやげのシャンパンとチーズで豪華なパーティーになりました。


2016年11月30日水曜日

繊毛国際会議

11/27-29に理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(理研CDB)において開催された the 28th CDB Meeting "Cilia and Centrosomes: Current Advances and Future Directions" に参加しました。
稲葉研からは以下の発表を行いました。

口頭発表・ポスター発表
Kazuo Inaba
"Calaxin is essential for ciliary formation in nodal monocilia but not in sperm flagella or epithelial multicilia"

ポスター発表
Kogiku Shiba, Shoji A Baba, Eiji Fujiwara, Kazuo Inaba
"The role of calaxin in the propagation of asymmetric waves in sperm flagella"




2016年11月26日土曜日

第54回日本生物物理学会


11/25-27につくば国際会議場において開催された第54回日本生物物理学会年会に参加しました。
稲葉研からはシンポジウム講演とポスター発表を行いました。

シンポジウム講演
Kogiku Shiba
"Roles of calcium in the regulation of sperm flagellar movement. "
「Frontiers in motile cilia – regulatory mechanisms of bio-nanomachines –
運動性鞭毛・繊毛の最前線 -生体ナノマシンの制御機構-」
Organizers: Toshiyuki Oda, Ken-ichi Wakabayashi

ポスター発表
Mami Nomura, Keiko Hirose, Kogiku Shiba, Kazuo Inaba
"ハプトネマの微小管系急速コイリング運動メカニズムを探る
Unveiling a mechanism for rapid microtubule coiling movement of haptonema"

シンポジウム講演者たちと
ポスター発表の様子

2016年11月21日月曜日

日本動物学会沖縄大会 2016

今年の動物学会大会は、第22回国際動物学会議との合同大会として11/14-18に沖縄科学技術大学院大学(OIST)および沖縄コンベンションセンターで開催されました。

稲葉研からは国際会議シンポジウムでの講演と以下3題のポスター発表を行いました。

招待講演
Kogiku Shiba
"Regulation of asymmetry in sperm flagellar waveforms and intracellular calcium."
Symposia:IS-9
Cilia: their coordination in motility, morphogenesis and eukaryotic evolution
Organizers: Kazuo Inaba, Tsuyoshi Momose

ポスター発表
Kei Jokura, Daisuke Shibata, Katsushi Yamaguchi, Shuji Shigenobu, Yumiko Makino, Kogiku Shiba, Kazuo Inaba
"Identification of a novel protein CTENO64 from comb plates of the ctenophore Bolinopsis mikado (カブトクラゲの櫛板新規タンパク質CTENO64の同定)"

Keita Sasaki, Akihiro Nakamura, Kogiku Shiba, Natsuko Kawano, Daisuke Shibata, Mami Miyado, Yuhkoh Satouh, Hironori Ueno, Shigenori Nonaka, Masahito Ikawa, Tadashi Baba, Kenji Miyado, Kazuo Inaba
"Calaxin is critical for the formation of mouse nodal cilia (カラクシンはマウスノード繊毛の形成に必須である)"

Peiran Xie, Daisuke Shibata, Kogiku Shiba, Katsushi Yamaguchi, Shuji Shigenobu, Kazuo Inaba
"Distinct roles of parasperm in male and female reproductive tracts in the
sea snail Strombus luhuanus (マガキガイ異型精子の雄性雌性生殖巣における異なる役割)"





懇親会にてシリアのシンポジウムゲストと「泡盛の女王」と

2016年10月14日金曜日

加茂水族館


女川ホヤ採集の後に山形県鶴岡市にある加茂水族館に行きました。
稲葉研では有櫛動物カブトクラゲの櫛板繊毛の構造についての研究を行っています。
加茂水族館はクラゲで有名な水族館で、さまざまなクラゲを飼育、繁殖させています。今回バックヤードにもお邪魔させていただき、クラゲ飼育、維持に関して貴重なアドバイスをたくさんいただきました。

カブトクラゲ(撮影:Christian Sardet&Noe Sardet)
櫛板繊毛の電子顕微鏡写真。9+2構造の軸糸が整列しています。スケールバーは100 nm。
加茂水族館最大のクラゲ水槽、2トンの水槽に2万匹近いミズクラゲが入っています。
ミズクラゲがびっしり。。
有櫛動物シンカイウリクラゲもびっしり。
ホテイウオの稚魚
マボヤとエゾメバル
日本海に沈む夕日

2016年10月13日木曜日

女川ホヤ採集

9/27-28、10/13-14の日程で宮城県女川町にある東北大学農学研究科女川フィールドセンターにカタユウレイボヤ採集に行ってきました。

稲葉研では精子鞭毛の運動や機能、構造の研究のためカタユウレイボヤを実験材料として使っています。この時期に女川で採集できる野生のカタユウレイボヤは精子の質・量共に貴重であり、稲葉研では毎年女川のホヤを利用させていただいています。

女川の町も少しずつ復興が進んでおり、今年は駅前がとてもおしゃれに生まれ変わっていました!

船で沖に吊してもらっているホヤを採集
使えそうなホヤを仕分けします
実験室をお借りして精子を集めます
ホヤは吊しておいた苗木ポットにくっついて大きくなります

女川駅前商店街
反対側は海にまっすぐつながっています
変わらず穏やかな女川湾
美味しい海の幸もいただきました

2016年9月18日日曜日

式根島タカベ採集

式根島ステーションを利用してタカベの採集と精子の実験を行いました。
残念ながらタカベはメスしか採集できず、ハタンポの精子と、思いがけずキハダマグロの精子をゲットしました。

タカベ、非常に鮮やかな黄色のラインが特徴です
偶然キハダマグロの水揚げに立ち会うことができました。オスでした。捨てそうだった精巣をいただいたら運動精子が観察できました!

CO2シープを利用した海洋酸性化研究のためステーションに滞在していた研究者たちとディスカッション
CO2シープからみんなが戻ってきたところ。


2016年9月12日月曜日

生殖生物学臨海実習

筑波大学生物学類生対象の生殖生物学臨海実習が9/5-9/9の日程で開催されました。

シロギス、ニシキベラ、アブラハヤ、ムラサキウニ、マガキガイ、イセエビなど下田周辺で入手可能な海産生物を材料とし、さまざまな精子運動、ウニ卵ジェリー層の観察を行う全体実験と以下のグループ別実験を行いました。

 (1)高速度カメラを用いた精子鞭毛波形解析
 (2)精子運動解析装置SMASを用いた運動解析
 (3)精子鞭毛軸糸の滑り運動実験
 (4)走査型電子顕微鏡による精子の形態観察
 (5)免疫染色法を用いた精子形態の観察
 (6)精子タンパク質の比較解析
 (7)ウニ卵へのマイクロインジェクションおよび割球分離による発生能力の検定


稲葉先生による講義

ムラサキウニの解剖

ウニの放卵、放精の様子

イセエビ解剖中

グループ別実験では研究室の解析機器を用いて実験を行いました

研究成果発表会


 反省会では実験材料を美味しくいただきました。

2016年8月26日金曜日

大学院共通科目

8/24-26に大学院共通科目「海洋生物の世界と海洋環境講座 Marine Life and Environment」が開催されました。
大学院共通科目は、物理、工学、芸術など生物系以外の専攻に所属する大学院生も受講できる授業です。
研究調査船によるプランクトン採集、磯採集、ウニの発生、精子運動の観察などを通して、海洋生物の多様性および海洋環境についての理解を深めることを目的としています。

プランクトン採集の様子
今年は潮が高かったためシュノーケリングで磯の生物を採集しました
顕微鏡観察
潮間帯の生き物(群体ボヤ)
潮間帯の生き物(アオウミウシとアマオブネ)


2016年7月8日金曜日

式根島セミナー合宿

式根島でセミナー合宿を行いました。
今年の4月に開所した下田臨海実験センター式根島ステーションを利用してセミナーや実験を行いました。

ステーションの前で記念撮影
景色も海の中もきれいな泊湾
採集・調査の前に
ステーションでのセミナーの様子

夜のセミナー中に拾ってきた蝉の幼虫が孵化しました。

われたて
羽がまだ縮んでいます
1時間くらいで完全に孵化
羽が黒く変化
翌日朝には真っ黒に。アブラゼミでした。



































 
 セミナー後は海洋酸性化の拠点でもある式根島のフィールドを利用して、マガキガイの生殖巣や精子運動に対する酸性化の影響を調べました。

数カ所で採集したマガキガイたち
ステーションに顕微鏡を持ち込み観察を行いました