2018年10月19日金曜日

女川ホヤ採集

今年も宮城県女川町にある東北大学農学研究科女川フィールドセンターにカタユウレイボヤ採集に行ってきました。稲葉研では精子鞭毛の運動や機能、構造の研究のためカタユウレイボヤを実験材料として使っています。この時期に女川で採集できる野生のカタユウレイボヤは精子の質・量共に貴重であり、稲葉研では毎年女川のホヤを利用させていただいています。

今年は水温が高かったせいか、カタユウレイボヤの成長が早くなかなかタイミングよく採集にいくことができませんでした。今回も成長して落ちてしまったものが多かったです。今年はもう付かないようなので来年にまた期待したいと思います。

女川に行く途中に魚類の生殖進化の研究のため塩釜の魚市場に寄りました。出張では行く先々でいろんな魚の精子を採取しています。

女川湾
筏に吊るしてあるホヤポットを見にいきました
小さいカタユウレイボヤ
付着物も少ないです
塩釜の魚市場
新鮮なアナゴを手に入れて生殖巣をチェックしました
塩釜はマグロの水揚げでも有名とのことです
女川でいただいたはらこ飯
女川近海でイセエビが揚がったそうです。地球温暖化の影響でしょうか。