2016年10月14日金曜日

加茂水族館


女川ホヤ採集の後に山形県鶴岡市にある加茂水族館に行きました。
稲葉研では有櫛動物カブトクラゲの櫛板繊毛の構造についての研究を行っています。
加茂水族館はクラゲで有名な水族館で、さまざまなクラゲを飼育、繁殖させています。今回バックヤードにもお邪魔させていただき、クラゲ飼育、維持に関して貴重なアドバイスをたくさんいただきました。

カブトクラゲ(撮影:Christian Sardet&Noe Sardet)
櫛板繊毛の電子顕微鏡写真。9+2構造の軸糸が整列しています。スケールバーは100 nm。
加茂水族館最大のクラゲ水槽、2トンの水槽に2万匹近いミズクラゲが入っています。
ミズクラゲがびっしり。。
有櫛動物シンカイウリクラゲもびっしり。
ホテイウオの稚魚
マボヤとエゾメバル
日本海に沈む夕日

2016年10月13日木曜日

女川ホヤ採集

9/27-28、10/13-14の日程で宮城県女川町にある東北大学農学研究科女川フィールドセンターにカタユウレイボヤ採集に行ってきました。

稲葉研では精子鞭毛の運動や機能、構造の研究のためカタユウレイボヤを実験材料として使っています。この時期に女川で採集できる野生のカタユウレイボヤは精子の質・量共に貴重であり、稲葉研では毎年女川のホヤを利用させていただいています。

女川の町も少しずつ復興が進んでおり、今年は駅前がとてもおしゃれに生まれ変わっていました!

船で沖に吊してもらっているホヤを採集
使えそうなホヤを仕分けします
実験室をお借りして精子を集めます
ホヤは吊しておいた苗木ポットにくっついて大きくなります

女川駅前商店街
反対側は海にまっすぐつながっています
変わらず穏やかな女川湾
美味しい海の幸もいただきました