2012年12月25日火曜日

おみやげ

一時帰国した元研究員の水野くんが山のようにお土産を買ってきてくれました。
まるでサンタです。

アメリカみやげ

2012年12月3日月曜日

公開臨海実習

大学院生対象の公開臨海実習「マリンポストゲノム解析実習」が11月26日-12月1日に行われました。
学内外から7名の学生さんが参加されました。
稲葉研は前半部分を担当し、質量分析計を用いてカタユウレイボヤの精子運動活性化を制御するタンパク質の解析を行いました。

アカウニ精子を使った実験を行うため稲葉研にいらしていた東大名誉教授・毛利秀雄先生にも実習の打ち上げに参加していただきました。


質量分析計で同定したタンパク質の解析を行う実習生たち

実験のため稲葉研を訪れていた毛利先生

実験中の毛利先生、アカウニから精子を集めています


2012年12月1日土曜日

下田のプランクトン

フランスのヴィルフランシュ臨海実験所のクリスチャン・サルデー博士が下田臨海実験センターに滞在され、鍋田湾で採集したプランクトンを美しく撮影してくれました。

サルデー博士はホヤを使って受精や発生の研究をされていますが、プランクトンを撮影した芸術的・教育的なムービーの制作もされています。

サルデー博士監修のプランクトンムービーはこちらをご覧ください。
http://www.planktonchronicles.org/en





 
 

2012年11月20日火曜日

カラクシン論文

水野くんが稲葉研で行った研究成果が11月20日付 米国科学アカデミー紀要電子版に掲載されました!

2009年に水野らが発見したホヤ精子鞭毛にある新規のカルシウム結合タンパク質カラクシンが、精子が卵に確実にたどり着くための遊泳(精子走化性)を制御するために非常に重要な役割を果たしていることが今回の研究で明らかになりました。
カラクシンを阻害すると精子は走化性を示さなくなること、その原因が鞭毛運動装置の制御に直接関わっていることをカルシウムイメージング、除膜精子モデル実験、微小管滑り活性実験により証明しました。
詳しくはこちら

2012年11月16日金曜日

国際会議

11月12日から16日まで名古屋でThe International Symposium on the Mechanisms of Sexual Reproduction in Animals and Plantsという国際シンポジウムが行われました。
動物と植物の受精に関するシンポジウムで精子の走化性から花粉管の誘導、精子と卵の融合、動植物に共通する自家不和合性などさまざまな講演がありました。

稲葉研からは以下の発表を行いました。

招待講演
Kazuo Inaba
Mechanism of Ca2+-mediated signaling for sperm motility

ポスター発表
Kogiku Shiba and Kazuo Inaba
Adenylyl cyclases and Ca2+ signaling involved in sperm flagellar motility activation in C.intestinalis

イタリアのナポリ臨海実験所のジーナ先生と


2012年10月11日木曜日

女川ホヤ採集

今年も女川にホヤ採集に行きました。東日本大震災後二度目の訪問になります。
女川町の景色は昨年と変わりませんでしたが、私たちの大事な実験材料である野生のカタユウレイボヤが震災前のように育っているのを確認できました。
これまでずっとお世話になってきた東北大学女川フィールドセンターも仮設の事務所が完成しており、スタッフの皆さんに暖かく迎えていただきました。
石巻や女川ではいまだに津波の威力を感じる建物がそのまま残っていて、完全な復興には時間がかかりそうだということを実感しましたが、大きく立派なカタユウレイボヤを採集できたこと、女川の美味しいサンマをまた食べられたこと、とてもうれしく思いました。


野生のカタユウレイボヤが以前のように育っていました!


女川フィールドセンターの皆さんと

特大穴子丼
いくら丼とサンマの刺身


2012年10月5日金曜日

スケッチ大会

10/1から稲葉研に研究員として新しく加わった久冨くんの歓迎会を行いました。
途中からなぜか生き物スケッチ大会に。
得意分野によって絵の出来具合に大きく差があったり、性格を反映していたりおもしろいです。
だいぶ盛り上がりました。

ウニプルテウス幼生とゾウリムシ

アリクイとマガキガイ

2012年9月23日日曜日

不明魚

筑波大学海洋研究会の方たちが採集中に見つけたとてもきれいな魚をいただきました。
今のところ正体が不明です。深海魚(リュウグウノツカイ?)の幼魚ではないかという説が有力ですが知っている方がいらしたらぜひコメントお願いします。

追記:深海魚ではなくナマコカクレウオの仲間の稚魚ということがわかりました。大きくなるとこのかわいい尾びれはなくなってしまうようです。


体長は10cmくらい、バラの花びらのような背びれが特徴的



2012年9月16日日曜日

動物学会@大阪

日本動物学会第83回大会が大阪大学で行われました。
稲葉研は全員参加で以下4題の研究発表を行いました。

柴小菊,柴田大輔,稲葉一男 
「マガキガイ正型精子のカルシウム依存的な後方遊泳」 
柴田大輔,稲葉一男 
「マガキガイStrombus luhuanusの異型精子形成メカニズム」 
金銀華,谷口順子,柴小菊,谷口俊介,稲葉一男 
「ウニ胚頂毛におけるグルタチオン S-トランスフェラーゼthetaの機能」 
櫻井晴佳,柴田大輔,柴小菊,稲葉一男 
「ホヤ精子形成過程の形態的・機能的解析」

また研究員の柴田くんが筆頭著者である以下の論文が平成24年度Zoological Science Awardに採択され、授賞式において表彰されました。 
Zool. Sci. 28: 313-317,  
Daisuke Shibata, Yoshiaki Hirano and Miéko Komatsu,
Life Cycle of the Multiarmed Sea StarCoscinasterias acutispina (Stimpson, 1862) in Laboratory Culture: Sexual and Asexual Reproductive Pathways. 
PubMed







2012年8月3日金曜日

ホヤ採精

実験材料であるカタユウレイボヤはほぼ1年中精子を使うことのできる便利な材料ですが、真夏は手に入れることができません。今シーズン最後のホヤからみんなでぎりぎりまで精子を集めました。今回の実験では集めた精子から鞭毛運動を作り出すモータータンパク質ダイニンを精製します。


2012年7月23日月曜日

7月の鍋田湾

マガキガイ飼育用の砂を集めるために鍋田湾に潜りました。すっかり夏の海の様子です。


2012年6月26日火曜日

送別会

卒業研究のときから7年間稲葉研に在籍していた水野くんが研究員としてアメリカに行くため、稲葉研を去ることになり送別会を行いました。実験の経験、キャラクターともに稲葉研にとって貴重な存在だったのでいなくなってしまうのはとても淋しいですが新天地でぜひがんばってほしいです。


稲葉研の思い出の詰まったアルバムをプレゼントしました
最後は稲葉研恒例のカラオケに行きました

2012年6月17日日曜日

セミナー合宿@神津島 3日目

合宿もいよいよ最終日。
今日で神津島ともお別れです。

フェリーが到着するまで多幸湾を散策しました。


神津島はカジキ漁で有名だそうです

海辺に響くギターの音色

最後まで釣り続ける!

つい登ってしまいたくなる岩がありました




海辺の植物①

海辺の植物②





そろそろフェリーが到着です

さよなら、神津島






2012年6月16日土曜日

セミナー合宿@神津島 2日目

二日目はあいにくの雨でしたが、元気に神津島を満喫しました。
民宿の前にて
☆稲葉研集合☆

赤崎遊歩道に行ってきました。
海沿いに木の遊歩道がつくってあり、飛び込み台などもありました。







カブトクラゲ

小さいエイが泳いでいました

海で遊んだ後は全員で歩いて「海の見える」神津島温泉に行きました。




民宿の女将さんからすごいものをいただきました!!
ワラサ(ブリ)をいただきました!

ポータブル光学顕微鏡で精子を観察しました


民宿の台所を借していただけたので、自分たちで夕ご飯を作ることに。

華麗な包丁さばき。
本日の釣果:ササノハベラ



やきおにぎりはじめました。
完成☆


豪華な夕ご飯が出来ました☆