2022年3月31日木曜日

寺子屋実習

 筑波大学生物学類生対象の生物寺子屋講座「鞭毛・繊毛の生物学 」を実施しました。8月に続いて今年度2回目の開催です。

1日目は鞭毛・繊毛に関する論文紹介セミナーを行い、2日目は磯採集、下田臨海実験センター内で飼育している生物の観察、プランクトン採集などを行い、各自興味を持った研究テーマで自由に観察、研究してもらいました。最終日は観察の続きと成果発表会を行いました。

磯採集
勢いあまってプランクトンネットが流されました、、(後からロープで救出できました)


アマクサアメフラシ

ウミウチワ

ウミシダ

ナマコ越しの稲葉先生

センターの屋外水槽、桜が満開です



2022年3月25日金曜日

カブトクラゲ採集@長崎九十九島水族館

長崎九十九島水族館にご協力いただきカブトクラゲを採集しました。 

カブトクラゲは大群で出現しており、カブトクラゲ以外のクシクラゲ類も多数観察できました!採集したカブトクラゲは下田へと二日かかって運ばれました。サイズも大きく状態も非常によいです。しばらく実験には困らなそうです。

沿岸から柄杓を使ってクラゲを採集しました


カブトクラゲ Bolinopsis mikado


オビクラゲ Cestum veneris
ビーナスの帯という英名がついているクシクラゲ
 

キヨヒメクラゲ Kiyohimea aurita
長崎、和歌山、山口など限られた地域でしか見られない希少クラゲ
名前の由来は清姫の神話からとのことです。

多数のカブトクラゲが沿岸近くまできています


大きい立派なクラゲたちです
新人さんが初めてのえさやり




2022年3月23日水曜日

招待講演

 3月はシンポジウム、報告会、講演会などが多い季節です。以下の招待講演を行いました。全てオンラインでの開催でした。

2022.3.1
稲葉 一男
”海洋生物の細胞イメージングを支援する”
ABiS Symposiumイメージングデータ解析が拓く生命科学の新時代

2022.3.10
柴 小菊
”ジオラマ環境下での精子走化性の応答計測に向けて”
「ジオラマ環境で覚醒する原生知能を定式化する細胞行動力学」 シンポジウム

2022.3.22
柴 小菊
”精子が卵に近づく運動メカニズム”
第45回エアロ・アクアバイオメカニズム学会講演会

2022年3月16日水曜日

マリン分子生命II

 大学院生向けの演習「マリン分子生命II」を開講しました。筑波大の中山剛先生による真核生物の共通器官や多様性に関する講義(オンライン)と下田湾周辺のプランクトン観察が主な内容です。プランクトン観察を通して、真核生物の多様性の一端を知ってもらうことが目的です。採集したプランクトンをまずは光学顕微鏡下で運動なども含めて生きた状態を観察、その後走査型電子顕微鏡によって微細構造を観察しました。

センターの目の前の鍋田湾でプランクトン採集しました

光学顕微鏡下のプランクトン