2012年11月20日火曜日

カラクシン論文

水野くんが稲葉研で行った研究成果が11月20日付 米国科学アカデミー紀要電子版に掲載されました!

2009年に水野らが発見したホヤ精子鞭毛にある新規のカルシウム結合タンパク質カラクシンが、精子が卵に確実にたどり着くための遊泳(精子走化性)を制御するために非常に重要な役割を果たしていることが今回の研究で明らかになりました。
カラクシンを阻害すると精子は走化性を示さなくなること、その原因が鞭毛運動装置の制御に直接関わっていることをカルシウムイメージング、除膜精子モデル実験、微小管滑り活性実験により証明しました。
詳しくはこちら

2012年11月16日金曜日

国際会議

11月12日から16日まで名古屋でThe International Symposium on the Mechanisms of Sexual Reproduction in Animals and Plantsという国際シンポジウムが行われました。
動物と植物の受精に関するシンポジウムで精子の走化性から花粉管の誘導、精子と卵の融合、動植物に共通する自家不和合性などさまざまな講演がありました。

稲葉研からは以下の発表を行いました。

招待講演
Kazuo Inaba
Mechanism of Ca2+-mediated signaling for sperm motility

ポスター発表
Kogiku Shiba and Kazuo Inaba
Adenylyl cyclases and Ca2+ signaling involved in sperm flagellar motility activation in C.intestinalis

イタリアのナポリ臨海実験所のジーナ先生と