2015年11月28日土曜日

The Plastic Vagabond

センターに滞在中のNoe Sardet氏の提案で鍋田浜においてプラスチック拾いを行いました。
 Noe Sardet氏は”The Plastic Vagabond Canpaign”というプロジェクトに参加しています。
”The Plastic Vagabond Canpaign”では、ビーチでプラスチック拾いを行い、その様子を撮影した動画や集めたプラスチックの数、集めたプラスチックを使ったアート作品をSNSなどを使って拡散することを呼びかけています。このプロジェクトを通して、いかに多くのプラスチックが海に漂流し海を汚染しているかということを多くの人に知ってもらうきっかけを作ることを目的としています。

鍋田浜にも意外にたくさんのプラスチックが流れ着いていることがわかりました。
 

30分でこれだけのプラスチックが集まりました

The Plastic Vagabond media campaignT
The Plastic Vagabond media campaign

2015年11月25日水曜日

プランクトン撮影

フランスCNRS・ビルフランシェ臨海実験所元ディレクターChristian Sardet博士とカナダの映像制作会社ParafilmNoe Sardet氏が下田臨海実験センターに滞在し、プランクトンの撮影を行いました。

Christian Sardet博士は長年ホヤ卵を用いて細胞生物学的な研究を行っており、稲葉研との共同研究でこれまで何度も下田にいらしています。最近ではNoe Sardet氏と共にプランクトンの美しい写真や映像を撮影、監修しホームページ書籍などで公開し、教育的芸術的な活動もされています。

今回は現代美術作家の高谷史郎氏とプランクトンの映像を使った作品を制作するため、下田臨海実験センターにおいてプランクトンの撮影を することになりました。
稲葉研で研究のために飼育しているカブトクラゲもきれいに撮影していただきました。

今回撮影した映像は2016年4月に開催される「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」において展示される予定です。

糸状藍藻類の一種
カブトクラゲ
ケイソウの一種


撮影の様子
カブトクラゲの撮影
高谷さん、KYOTOGRAPHEの皆さんといつものお店にいきました

2015年11月24日火曜日

マリンポストゲノム実習

大学院生向けの公開臨海実習「ポストゲノムの海洋生物学」が開催されました。

今回の実習では、カタユウレイボヤ精子が運動活性化する際に変化するタンパク質について、二次元電気泳動や質量分析計を用いて解析を行いました。

質量分析の原理に関する講義と解析の様子



実習初日が稲葉先生のお誕生日だったのでお祝いしました
ウナギの燻製(稲葉先生のポーランド土産)


2015年11月11日水曜日

Review

稲葉先生の総説が5本公開となりました。

Flagellar Mechanics and Sperm Guidance (Cosson J, Ed), Bentham Science Publishers
精子走化性と鞭毛運動に関する著書です。

The Flagellar Mechanics of Spermatozoa and its Regulation - Pp. 3-134 (132)
Jacky J. Cosson, Galina Prokopchuk and Kazuo Inaba

Sperm Chemotaxis in Urochordates - Pp. 183-207 (25)
Manabu Yoshida and Kazuo Inaba

Sperm Guidance: Comparison with Motility Regulation in Bikont Species - Pp. 349-389 (41)
Kazuo Inaba, Osamu Kutomi, Kogiku Shiba and Jacky Cosson

  

Sperm Dysfunction and Ciliopathy.  
Reproductive Medicine and Biology
2015 Oct 14; online.
Kazuo Inaba and Katsutoshi Mizuno
精子機能不全と繊毛病に関する総説です。

Japanese Marine Biological Stations: Preface to the Special Issue
Regional Studies in Marine Science
Volume 2, November 2015, Pages 154–157
Kazuo Inaba
第2回JAMBIO国際シンポジウム特集号における日本の臨海実験所に関する記事です。