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筑波大学HPの注目の研究で紹介されています。
カラクシンによる繊毛機能の調節が、ウニ胚繊毛の協調運動に重要であることが明らかとなりました。カラクシンは、鞭毛のモータータンパク質「ダイニン」をカルシウム依存的に調節するタンパク質で、ホヤの精子が卵に近づく走化性を司る因子として稲葉研において発見されました。
繊毛によって遊泳する幼生や動物プランクトンの行動メカニズムの解明、繊毛が関与するヒト疾患の原因解明の基礎的知見となりうる研究成果です。
この研究は、下田臨海実験センター谷口研究室、フランスCNRS・ビルフランシュ-シュル-メール臨海実験所の研究グループとの共同研究により行われました。
ウニ胚の協調的な繊毛運動
正常胚では前から後ろに向かって繊毛打が伝わっていくが、
カラクシン欠損胚では繊毛が打つ方向がバラバラである。
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