2018年9月7日金曜日

生殖生物学臨海実習

筑波大学生物学類生対象の生殖生物学臨海実習を行いました。

海産魚、淡水魚、ムラサキウニ、ガンガゼ、マガキガイなど下田周辺で入手可能な生物を材料とし、さまざまな精子の運動比較やウニ胚極性に関する全体実験と以下のグループ別実験を行いました。

 (1)精子運動解析装置SMASおよび高速度カメラを用いた精子運動解析
 (2)精子鞭毛軸糸の滑り運動実験
 (3)電子顕微鏡による生殖細胞の形態観察
 (4)精子タンパク質の比較解析とATPase活性測定
 (5)ウニ卵へのマイクロインジェクションおよび割球分離による発生能力の検定

屋外水槽から材料を採集します
解剖して生殖巣を観察、スケッチします
海産魚のマダイ、ニシキベラ、トラギス、シロギス
淡水魚のウグイ(上)、カワムツ(下)
海産魚のクモハゼ属
ガンガゼから精子を採取、棘が鋭いのであらかじめ短くしておきます
マガキガイの生殖巣、中央白く蛇行しているのが輸精管
マダイの口から寄生虫のウオノエ発見
研究室の高速カメラを用いたグループ別実験の様子
カワムツ精子の走査型電子顕微鏡像
グループ別実験の研究成果発表会

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