2015年2月13日金曜日

コンタ研究会

第二回コンタ研究会が下田臨海実験センターで開催されました。

コンタとはギリシャ語で鞭毛という意味です。
生物の大きな分類群において鞭毛の本数や運動方向が重要視されています。後生動物・菌類は、 生活史の中で後方に一本の鞭毛を持つ遊走細胞を有することから、「ユニコンタ」と呼ばれる分類群に属します。一方、藻類、コケ類、繊毛虫、ミドリムシなど多様な分類群においては、二本の鞭毛を前にして遊泳する細胞を有することから「バイコンタ」と呼ばれています。
鞭毛の観点から多様な生物をみることは、生物の分類や進化を知る上で非常に重要な手がかりになると考えられます。


今年は人数がやや少なかったですが、鞭毛・繊毛、中心体、さまざまな菌類の専門家が集まり、発表やディスカッションを長くとることができ、とても有意義な会議になりました。

 
ストラメノパイルに属するヤブレツボカビの一種。前鞭毛と後鞭毛を有する。

会の様子
懇親会にて

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