2016年3月25日金曜日

第3回コンタ研究会

第3回コンタ研究会が下田臨海実験センターで開催されました。

コンタとはギリシャ語で鞭毛という意味です。
生物の大きな分類群において鞭毛の本数や運動方向が重要視されています。後生動物・菌類は、 生活史の中で後方に一本の鞭毛を持つ遊走細胞を有することから、「ユニコンタ」と呼ばれる分類群に属します。一方、藻類、コケ類、繊毛虫、ミドリムシなど 多様な分類群においては、二本の鞭毛を前にして遊泳する細胞を有することから「バイコンタ」と呼ばれています。
鞭毛の観点から多様な生物をみることは、生物の分類や進化を知る上で非常に重要な手がかりになると考えられます。

今年も、非常に多様性に富んだ楽しい会でした。
以下のようなさまざまな生物の発表が行われました。
ツボカビ、粘菌、コウマクノウキン、ハプト藻、プラシノ藻、褐藻、ラビリンチュラ、有殻アメーバ、藻食性プロティスト、クシクラゲ、カレイ、ホヤ

いつものアングルで
 
プラシノ藻の鞭毛運動
4本鞭毛の緑藻ですが、精子のように遊泳します

0 件のコメント:

コメントを投稿