2020年6月1日月曜日

海洋酸性化が単細胞藻類の運動に与える影響

稲葉先生が共同研究として加わり、鞭毛の形成や運動に関わる遺伝子の発現解析に協力した研究成果がNature Climate Change誌に掲載されました。
海洋、汽水、淡水に生息する単細胞緑藻類を、異なる二酸化炭素濃度の条件下で実験室環境、および区画化したフィールドで飼育、酸性化がこれらの生物に及ぼす影響を長期間にわたって調べた結果、運動に必要な鞭毛に異常が生じ、光応答や行動が正常に行えなくなることを証明しました。今回の研究成果は、海洋酸性化が海洋生態に深刻な影響を及ぼすことを示したとともに、ヒトをはじめ、多くの生物の繊毛運動の低下にもつながる可能性を示唆しており、海洋酸性化に起因する新たな問題を提起しました。

論文タイトル: Decreased motility of flagellated microalgae long-term acclimated to CO2-induced acidified waters 

論文掲載ページと要旨はこちら

筑波大学プレスリリースはこちら

研究に使用された淡水の単細胞緑藻類クラミドモナス


2020年5月11日月曜日

臨海実習のための英語教科書

稲葉先生とプリマス大のJason Hall-Spencer教授(筑波大兼任)が共同で編集した日本沿岸で行われる臨海実習のための英語教科書「Japanese Marine Life - A Practical Training Guide in Marine Biology」が出版されました。

日本沿岸で採集できる生き物の分類学、生態学から、それらを材料とした伝統的な発生学、生理学の実験まで網羅した本格的な実習書です。下田臨海実験センター教員の他、全国の臨海実験所などで活躍する海洋生物学者が執筆しています。

留学生や日本の海洋生物に興味を持つ海外の研究者に広く役立つことが期待されます。

textbook

2020年3月31日火曜日

学長賞表彰

稲葉研の城倉くんが3月に無事学位を取得しました。博士後期課程在籍中に顕著な成果を挙げたことが評価され筑波大学学生表彰(学長表彰)を受賞しました。おめでとうございました!

2020年3月20日金曜日

送別会

 ハプト藻の研究を精力的に進めてくれたポスドクの梁瀬くんが4月からイギリスの大学に移ることになりました。送別会で焼肉屋さんに行きました。ご活躍をお祈りいたします!

 

2020年2月24日月曜日

ワークショップ@群馬大

群馬大学生体調節研究所で開催されたワークショップ「受精・発生最前線~受精の仕組みと初期発生を支える代謝メカニズム~」において柴助教が「ホヤ精子鞭毛波形制御におけるカルシウムイオンとcAMPの役割」のタイトルで講演を行いました。
ワークショップ主催者の一人である佐藤裕公准教授は稲葉研出身です。現在はマウス卵のイメージング技術を駆使して受精の研究を精力的に進められています。
ワークショップ後は伊香保温泉に移動して若手セミナーに参加しました。

研究所の前で記念撮影
オーガナイザーの佐藤健先生、佐藤裕公先生と

2020年2月14日金曜日

カブトクラゲ採集@能登島

石川県能登島にカブトクラゲ採集に行ってきました。
大漁でした!
情報提供および採集をお手伝いいただいたのとじま水族館の職員の皆さま、どうもありがとうございました!

採集場所の桟橋
採集中
カブトクラゲぎっしりの水槽になりました
一緒にウリクラゲも採れました

2020年1月31日金曜日

ホヤ精子採取@三崎臨海実験所

東京大学三崎臨海実験所のNBRPホヤを現地利用し、ホヤ精子の採取をしてきました。大きく育ったカタユウレイボヤ300匹以上から、10mlの精子を集めることができました。お世話になった吉田先生、NBRPスタッフの皆さま、どうもありがとうございました!
集めた精子からはダイニンを精製し、ダイニンの微小管滑り活性を調べる実験に使用します。

カタユウレイボヤの輸精管
 ホヤ精子から精製した分子モータータンパク質ダイニンが微小管を滑らせる様子。
この滑りが精子屈曲運動の原動力となっています。

実験所から見える富士山
旧本館が解体中でした