2015年12月24日木曜日
2015年11月28日土曜日
The Plastic Vagabond
センターに滞在中のNoe Sardet氏の提案で鍋田浜においてプラスチック拾いを行いました。
Noe Sardet氏は”The Plastic Vagabond Canpaign”というプロジェクトに参加しています。
”The Plastic Vagabond Canpaign”では、ビーチでプラスチック拾いを行い、その様子を撮影した動画や集めたプラスチックの数、集めたプラスチックを使ったアート作品をSNSなどを使って拡散することを呼びかけています。このプロジェクトを通して、いかに多くのプラスチックが海に漂流し海を汚染しているかということを多くの人に知ってもらうきっかけを作ることを目的としています。
鍋田浜にも意外にたくさんのプラスチックが流れ着いていることがわかりました。
Noe Sardet氏は”The Plastic Vagabond Canpaign”というプロジェクトに参加しています。
”The Plastic Vagabond Canpaign”では、ビーチでプラスチック拾いを行い、その様子を撮影した動画や集めたプラスチックの数、集めたプラスチックを使ったアート作品をSNSなどを使って拡散することを呼びかけています。このプロジェクトを通して、いかに多くのプラスチックが海に漂流し海を汚染しているかということを多くの人に知ってもらうきっかけを作ることを目的としています。
鍋田浜にも意外にたくさんのプラスチックが流れ着いていることがわかりました。
30分でこれだけのプラスチックが集まりました |
The Plastic Vagabond media campaignT
The Plastic Vagabond media campaign
2015年11月25日水曜日
プランクトン撮影
フランスCNRS・ビルフランシェ臨海実験所元ディレクターChristian Sardet博士とカナダの映像制作会社ParafilmのNoe Sardet氏が下田臨海実験センターに滞在し、プランクトンの撮影を行いました。
Christian Sardet博士は長年ホヤ卵を用いて細胞生物学的な研究を行っており、稲葉研との共同研究でこれまで何度も下田にいらしています。最近ではNoe Sardet氏と共にプランクトンの美しい写真や映像を撮影、監修しホームページや書籍などで公開し、教育的芸術的な活動もされています。
今回は現代美術作家の高谷史郎氏とプランクトンの映像を使った作品を制作するため、下田臨海実験センターにおいてプランクトンの撮影を することになりました。
稲葉研で研究のために飼育しているカブトクラゲもきれいに撮影していただきました。
今回撮影した映像は2016年4月に開催される「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」において展示される予定です。
Christian Sardet博士は長年ホヤ卵を用いて細胞生物学的な研究を行っており、稲葉研との共同研究でこれまで何度も下田にいらしています。最近ではNoe Sardet氏と共にプランクトンの美しい写真や映像を撮影、監修しホームページや書籍などで公開し、教育的芸術的な活動もされています。
今回は現代美術作家の高谷史郎氏とプランクトンの映像を使った作品を制作するため、下田臨海実験センターにおいてプランクトンの撮影を することになりました。
稲葉研で研究のために飼育しているカブトクラゲもきれいに撮影していただきました。
今回撮影した映像は2016年4月に開催される「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」において展示される予定です。
糸状藍藻類の一種 |
カブトクラゲ |
ケイソウの一種 |
撮影の様子 |
カブトクラゲの撮影 |
高谷さん、KYOTOGRAPHEの皆さんといつものお店にいきました |
2015年11月24日火曜日
マリンポストゲノム実習
大学院生向けの公開臨海実習「ポストゲノムの海洋生物学」が開催されました。
今回の実習では、カタユウレイボヤ精子が運動活性化する際に変化するタンパク質について、二次元電気泳動や質量分析計を用いて解析を行いました。
今回の実習では、カタユウレイボヤ精子が運動活性化する際に変化するタンパク質について、二次元電気泳動や質量分析計を用いて解析を行いました。
質量分析の原理に関する講義と解析の様子 |
実習初日が稲葉先生のお誕生日だったのでお祝いしました |
ウナギの燻製(稲葉先生のポーランド土産) |
2015年11月11日水曜日
Review
稲葉先生の総説が5本公開となりました。
Flagellar Mechanics and Sperm Guidance (Cosson J, Ed), Bentham Science Publishers
精子走化性と鞭毛運動に関する著書です。
The Flagellar Mechanics of Spermatozoa and its Regulation - Pp. 3-134 (132)
Jacky J. Cosson, Galina Prokopchuk and Kazuo Inaba
Sperm Chemotaxis in Urochordates - Pp. 183-207 (25)
Manabu Yoshida and Kazuo Inaba
Sperm Guidance: Comparison with Motility Regulation in Bikont Species - Pp. 349-389 (41)
Kazuo Inaba, Osamu Kutomi, Kogiku Shiba and Jacky Cosson
Sperm Dysfunction and Ciliopathy.
Reproductive Medicine and Biology
2015 Oct 14; online.
Kazuo Inaba and Katsutoshi Mizuno
精子機能不全と繊毛病に関する総説です。
Japanese Marine Biological Stations: Preface to the Special Issue
Regional Studies in Marine Science
Volume 2, November 2015, Pages 154–157
Kazuo Inaba
第2回JAMBIO国際シンポジウム特集号における日本の臨海実験所に関する記事です。
Flagellar Mechanics and Sperm Guidance (Cosson J, Ed), Bentham Science Publishers
精子走化性と鞭毛運動に関する著書です。
The Flagellar Mechanics of Spermatozoa and its Regulation - Pp. 3-134 (132)
Jacky J. Cosson, Galina Prokopchuk and Kazuo Inaba
Sperm Chemotaxis in Urochordates - Pp. 183-207 (25)
Manabu Yoshida and Kazuo Inaba
Sperm Guidance: Comparison with Motility Regulation in Bikont Species - Pp. 349-389 (41)
Kazuo Inaba, Osamu Kutomi, Kogiku Shiba and Jacky Cosson
Sperm Dysfunction and Ciliopathy.
Reproductive Medicine and Biology
2015 Oct 14; online.
Kazuo Inaba and Katsutoshi Mizuno
精子機能不全と繊毛病に関する総説です。
Japanese Marine Biological Stations: Preface to the Special Issue
Regional Studies in Marine Science
Volume 2, November 2015, Pages 154–157
Kazuo Inaba
第2回JAMBIO国際シンポジウム特集号における日本の臨海実験所に関する記事です。
2015年10月6日火曜日
サイエンス論文
大阪大学微生物病研究所伊川先生、宮田さんらのグループとの共同研究の成果が
サイエンス誌オンライン速報版として公表されました。
KOマウスを用いることで精巣で発現する脱リン酸化酵素である精子カルシニューリンが精子の正常な運動制御と受精能力に必須であることを明らかにした論文です。
→大学HP
→Yahooニュース
サイエンス誌オンライン速報版として公表されました。
KOマウスを用いることで精巣で発現する脱リン酸化酵素である精子カルシニューリンが精子の正常な運動制御と受精能力に必須であることを明らかにした論文です。
精子カルシニューリンを欠損した精子では、中片部(矢印)だけが屈曲しなくなる。 |
→大学HP
→Yahooニュース
2015年9月20日日曜日
日本動物学会新潟大会 2015
今年の動物学会大会は9/17-19に朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで行われました。
稲葉研からは以下2題の発表を行いました。
「炭酸脱水酵素/CO2 を介したカレイ類系統特異的な精子運動阻害」
佐野 マリコ,○柴 小菊,稲葉 一男
「RNAseq データを用いたプロテオミクスによる海産無脊椎動物繊毛の多様性機構に関する研究」
○稲葉 一男,柴 小菊,柴田 大輔,Wenjie Zuo,城倉 圭,牧野 由美子,山口 勝司,重信 秀治
今年は下田臨海実験センターの中野裕昭先生が日本動物学会奨励賞を受賞されました。
またJAMBIOの活動等でお世話になっている三崎臨海実験所の幸塚久典技術専門職員が日本動物学会より感謝状を授与されました。
大会中にお二人のお祝いの会を開催し、たくさんの方に出席いただきま した。
→センターニュース
稲葉研からは以下2題の発表を行いました。
「炭酸脱水酵素/CO2 を介したカレイ類系統特異的な精子運動阻害」
佐野 マリコ,○柴 小菊,稲葉 一男
「RNAseq データを用いたプロテオミクスによる海産無脊椎動物繊毛の多様性機構に関する研究」
○稲葉 一男,柴 小菊,柴田 大輔,Wenjie Zuo,城倉 圭,牧野 由美子,山口 勝司,重信 秀治
今年は下田臨海実験センターの中野裕昭先生が日本動物学会奨励賞を受賞されました。
またJAMBIOの活動等でお世話になっている三崎臨海実験所の幸塚久典技術専門職員が日本動物学会より感謝状を授与されました。
大会中にお二人のお祝いの会を開催し、たくさんの方に出席いただきま した。
→センターニュース
2015年9月15日火曜日
第53回日本生物物理学会
9/13-15に金沢大学角間キャンパス自然科学本館において開催された第53回日本生物物理学会年会で以下のポスター発表を行いました。
「カタユウレイボヤ精子鞭毛における内腕ダイニンのキャラクタリゼーション
Characterization of inner arm dyneins from sperm flagella in Ciona intestinalis」
Osamu Kutomi1, Katsutoshi Mizuno1,2, Keiko Hirose3, Lixy Yamada4, Hitoshi Sawada4, Kogiku Shiba1, Kazuo Inaba1
(1Shimoda Mar. Res. Ctr., 2Dartmouth College, 3Biomed. Res. Inst., AIST, 4Sugashima Marine Biological Lab., Grad. Sch. Sci., Nagoya Univ.)
「カタユウレイボヤ精子鞭毛における内腕ダイニンのキャラクタリゼーション
Characterization of inner arm dyneins from sperm flagella in Ciona intestinalis」
Osamu Kutomi1, Katsutoshi Mizuno1,2, Keiko Hirose3, Lixy Yamada4, Hitoshi Sawada4, Kogiku Shiba1, Kazuo Inaba1
(1Shimoda Mar. Res. Ctr., 2Dartmouth College, 3Biomed. Res. Inst., AIST, 4Sugashima Marine Biological Lab., Grad. Sch. Sci., Nagoya Univ.)
2015年9月7日月曜日
生殖生物学臨海実習
今年度の生殖生物学臨海実習は8/31-9/4の日程で開催されました。
シロギス、ニシキベラ、アブラハヤ、ムラサキウニ、マガキガイ、イセエビなど下田周辺で入手可能な海産生物を材料とし、さまざまな精子運動、ウニ卵ジェリー層の観察を行う全体実験と以下のグループ別実験を行いました。
(1)高速度カメラを用いた精子鞭毛波形解析
(2)精子運動解析装置SMASを用いた運動解析
(3)精子鞭毛軸糸の滑り運動実験
(4)走査型電子顕微鏡による精子の形態観察
(5)免疫染色法を用いた精子形態の観察
(6)ウニ卵へのマイクロインジェクションおよび割球分離による発生能力の検定
シロギス、ニシキベラ、アブラハヤ、ムラサキウニ、マガキガイ、イセエビなど下田周辺で入手可能な海産生物を材料とし、さまざまな精子運動、ウニ卵ジェリー層の観察を行う全体実験と以下のグループ別実験を行いました。
(1)高速度カメラを用いた精子鞭毛波形解析
(2)精子運動解析装置SMASを用いた運動解析
(3)精子鞭毛軸糸の滑り運動実験
(4)走査型電子顕微鏡による精子の形態観察
(5)免疫染色法を用いた精子形態の観察
(6)ウニ卵へのマイクロインジェクションおよび割球分離による発生能力の検定
実験に用いた淡水魚、上からウグイ、アブラハヤ、カワムツ |
まずは実験材料の確保から |
解剖の様子 |
グループごとに研究発表を行いました |
2015年9月4日金曜日
山本くん送別会
学振特別研究員として稲葉研に所属していた山本くんが大阪大学の助教として就職することになり稲葉研を去ることとなりました。
就職のお祝いも兼ねて送別会を開きました。
ラボソングも徐々に完成しつつあります。
就職のお祝いも兼ねて送別会を開きました。
ラボソングも徐々に完成しつつあります。
2015年7月20日月曜日
第8回国際ホヤ会議
8th International Tunicate Meeting (8th ITM; 第8回国際ホヤ会議)が青森市で開催されました。
稲葉研からは以下二題の演題発表を行いました。
また大会実行委員として会の運営をお手伝いしました。
The role of soluble adenylyl cyclase in the regulation of flagellar motility in Ciona sperm
Kogiku Shiba, Kazuo Inaba
Two novel subunits of axonemal dyneins from Ciona intestinalis, as potentially key regulators for ciliary motility
Kazuo Inaba, Osamu Kutomi, Katsutoshi Mizuno, Kogiku Shiba, Keiko Hirose
稲葉研からは以下二題の演題発表を行いました。
また大会実行委員として会の運営をお手伝いしました。
The role of soluble adenylyl cyclase in the regulation of flagellar motility in Ciona sperm
Kogiku Shiba, Kazuo Inaba
Two novel subunits of axonemal dyneins from Ciona intestinalis, as potentially key regulators for ciliary motility
Kazuo Inaba, Osamu Kutomi, Katsutoshi Mizuno, Kogiku Shiba, Keiko Hirose
大会実行委員メンバーと |
マボヤの展示も行いました |
配付用大会グッズ |
2015年7月10日金曜日
ラボT
稲葉研のラボTをつくりました。
稲葉先生のCilia総説のカバーが原案です。
時計まわりに12時のところから、 Giardia、ハプト藻、クラミドモナス、ゾウリムシ、褐藻配偶子、マガキガイ異型精子、イセエビ精子、、マウス精子(反対側はカレイ精子)、トリパノソーマが9+2構造のまわりに描かれています。
表側の胸元にはカブトクラゲがいます。
稲葉先生のCilia総説のカバーが原案です。
時計まわりに12時のところから、 Giardia、ハプト藻、クラミドモナス、ゾウリムシ、褐藻配偶子、マガキガイ異型精子、イセエビ精子、、マウス精子(反対側はカレイ精子)、トリパノソーマが9+2構造のまわりに描かれています。
表側の胸元にはカブトクラゲがいます。
2015年6月26日金曜日
Zuoくん卒研発表会&送別会
2015年6月24日水曜日
ゼミ合宿@式根島
2015年6月1日月曜日
Cilia総説の紹介サイト
稲葉先生のCiliaの総説がBioMed Centralのニュースで取り上げられました。
http://blogs.biomedcentral.com/on-biology/2015/05/11/icymi-aprils-biology-research-highlights/
http://blogs.biomedcentral.com/on-biology/2015/05/11/icymi-aprils-biology-research-highlights/
2015年5月15日金曜日
鰓繊毛と精子鞭毛
稲葉研の新しい論文が公開になりました。
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0126005
現・浜松医科大の紺野くんが稲葉研にいたときに行ったホヤ鰓繊毛と精子鞭毛の構成成分を比較した研究です。
繊毛と鞭毛は、毛の本数、運動様式などで区別されますが、その中身は微小管と分子モーターダイニンから成る9+2構造によって構成され、規則正しいなめらかな屈曲を作り出す基本的なメカニズムはほぼ同じであると考えられています。
今回の研究では、カタユウレイボヤの精子と鰓から、鞭毛と繊毛を単離しそれぞれの構成成分を細かく比較解析しました。その結果、鰓繊毛または精子鞭毛特異的に存在するいくつかの分子を発見しました。あらゆる真核生物に存在する繊毛、鞭毛の構造や機能、進化を知る上で非常に重要な情報になると思われます。
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0126005
現・浜松医科大の紺野くんが稲葉研にいたときに行ったホヤ鰓繊毛と精子鞭毛の構成成分を比較した研究です。
繊毛と鞭毛は、毛の本数、運動様式などで区別されますが、その中身は微小管と分子モーターダイニンから成る9+2構造によって構成され、規則正しいなめらかな屈曲を作り出す基本的なメカニズムはほぼ同じであると考えられています。
今回の研究では、カタユウレイボヤの精子と鰓から、鞭毛と繊毛を単離しそれぞれの構成成分を細かく比較解析しました。その結果、鰓繊毛または精子鞭毛特異的に存在するいくつかの分子を発見しました。あらゆる真核生物に存在する繊毛、鞭毛の構造や機能、進化を知る上で非常に重要な情報になると思われます。
左:カタユウレイボヤ、右:鰓繊毛と精子鞭毛の断面図(透過型電子顕微鏡写真) |
2015年5月11日月曜日
海洋生物活性談話会
第29回海洋生物活性談話会が下田臨海実験センターにおいて開催されました。
この会は、生物学と化学の両方の視点から海洋生物の生態を解明していこうという理念のもとに、生物系と化学系の研究者の交流を深めるという趣旨で開催されてきました。
下田臨海実験センターでの開催は1987年の第1回以来だそうです。
普段聞くことのない化学合成経路や自然毒など幅広い分野のお話を聞かせていただき、生物系の私たちにとっても非常に有意義な会でした。
この会は、生物学と化学の両方の視点から海洋生物の生態を解明していこうという理念のもとに、生物系と化学系の研究者の交流を深めるという趣旨で開催されてきました。
下田臨海実験センターでの開催は1987年の第1回以来だそうです。
普段聞くことのない化学合成経路や自然毒など幅広い分野のお話を聞かせていただき、生物系の私たちにとっても非常に有意義な会でした。
2015年5月10日日曜日
2015年5月2日土曜日
Cilia総説
稲葉研においてホヤ精子から発見されたカラクシンを含む鞭毛・繊毛運動調節に重要なカルシウムセンサーの系統進化に関する稲葉先生の総説が「Cilia」に掲載されました。
ぜひアクセスしてご覧下さい。
http://www.ciliajournal.com/
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