2015年2月13日金曜日

コンタ研究会

第二回コンタ研究会が下田臨海実験センターで開催されました。

コンタとはギリシャ語で鞭毛という意味です。
生物の大きな分類群において鞭毛の本数や運動方向が重要視されています。後生動物・菌類は、 生活史の中で後方に一本の鞭毛を持つ遊走細胞を有することから、「ユニコンタ」と呼ばれる分類群に属します。一方、藻類、コケ類、繊毛虫、ミドリムシなど多様な分類群においては、二本の鞭毛を前にして遊泳する細胞を有することから「バイコンタ」と呼ばれています。
鞭毛の観点から多様な生物をみることは、生物の分類や進化を知る上で非常に重要な手がかりになると考えられます。


今年は人数がやや少なかったですが、鞭毛・繊毛、中心体、さまざまな菌類の専門家が集まり、発表やディスカッションを長くとることができ、とても有意義な会議になりました。

 
ストラメノパイルに属するヤブレツボカビの一種。前鞭毛と後鞭毛を有する。

会の様子
懇親会にて

2015年1月9日金曜日

生体運動班会議2015

1/7-9に生体運動班会議2015が学習院大学で開催されました。

生体運動班会議は、筋肉、細胞分裂、繊毛鞭毛運動、アメーバ運動など生体内の動くものを研究対象としている研究者が年初めに一斉に集まり研究発表を行う会で、50年以上続いている伝統のある会です。 

稲葉研からは以下の発表を行いました。

多機能運動装置ハプトネマが示す新規微小管系運動のメカニズム
*阿閉耕平1、柴小菊1、中山剛2、石田健一郎2、稲葉一男1
(1 筑波大・下田臨海、2 筑波大・生命環境)

ホヤ精子鞭毛の新規タンパク質DYBLUPとf/I1ダイニンとの相互作用
*久冨理1、広瀬恵子2、柴小菊1、稲葉一男(1 筑波大・下田臨海、2 産総研)


 

2014年12月26日金曜日

忘年会

今年の忘年会は珍しく魚ではなく肉を食べに行きました。




2014年10月31日金曜日

生殖生物学臨海実習

例年春に行っている生殖生物学臨海実習ですが、今年は改修工事の関係で秋に開催されました。稲葉研の実習では、下田近辺で採集した魚類の生殖巣の観察やカタユウレイボヤ、アカウニ、マガキガイ、魚類精子の運動や形態に関する解析を行いました。

屋外水槽で維持していた魚類を回収
解剖の仕方を説明
各自解剖した魚類の生殖巣をスケッチ
今回扱った魚類(シロギス、メバル、カサゴ、カワハギ、スズキ、ホウボウ、ササノハベラ)
実験後はお刺身や天ぷらにして美味しくいただきました
マガキガイ正型精子、異型精子の免疫染色像。緑:アセチル化チューブリン(軸糸)、青:DAPI(核)
アカウニ精子頭部の走査型電子顕微鏡像
カワハギ精子の微分干渉像
ササノハベラ精子の微分干渉像

2014年10月21日火曜日

女川ホヤ採集

10/21-23の日程で宮城県女川町にある東北大学農学研究科女川フィールドセンターにカタユウレイボヤ採集に行ってきました。
稲葉研では精子鞭毛の運動や機能、構造の研究のためカタユウレイボヤを実験材料として使っています。この時期に女川で採集できる野生のカタユウレイボヤは精子の質・量共に貴重であり、稲葉研では毎年女川のホヤを利用させていただいています。
今年は9月に竣工したばかりの新しい研究施設を利用させていただきました。

奥にあるのが新しい研究施設です。2階に事務室や実習室、3階に研究室、4階に宿泊施設があります。
4階から眺めた女川湾
今年も大きなホヤが育ちました
採れたてのホヤで精子のサンプリングを行いました
夜は女川の海の幸を満喫しました
さんまもおいしかったです

2014年10月17日金曜日

下村先生

オワンクラゲから緑色蛍光タンパク質GFPを発見した功績でノーベル化学賞を受賞された下村脩博士が下田臨海実験センターにお見えになりました。下村先生には10月末から筑波大学の特別招聘教授として下田臨海実験センターにおけるマリンケミカルバイオロジーの推進にアドバイスをいただくこととなりました。これまでも下村先生には、海洋生物学研究共同推進拠点である下田臨海実験センターの活動に関してご助言いただいておりましたが、今回初めてセンターを訪問、見学していただきました。
筑波大学HP

ラボを見学していただきました
センター食堂で懇親会を開きました
新研究調査船「つくばII」にも乗船していただきました
 

2014年9月27日土曜日

記念式典

研究調査船「つくばⅡ」&建物改修工事完成お披露目式が行われました。
台風が心配でしたがどうにか天気が保ち、ご来賓の方々にも「つくばⅡ」に乗船いただくことができました。